「ツキノワグマの出没に関する警報」が発表されました
令和5年5月26日付で、岩手県から、クマに対する注意喚起および被害の未然防止を図るため、「ツキノワグマの出没に関する警報」が発表されました。
山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害にあう危険性が常にあることを意識し、入山するかどうか十分に検討するとともに、入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いします。
○山林内(クマの生息域)における対策
・山林はクマの遭遇リスクが高いことから、山林に立ち入る際はその必要性を改めて十分に吟味する。
・事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認し、出没・被害がある地域には入山しない。
・単独で行動せず複数人で行動し、鈴などで音を出しながら、クマに自分の存在を知らせる。
・明け方、夕方の入山を避ける。
・クマの目撃情報や痕跡がある場所は避けて行動する。
・万一の遭遇に備え、クマ撃退スプレーを携帯する。
・山菜取りや釣り等の際は、下や前だけを見ないで周囲の状況を確認する。
○人里における対策
・クマの誘引物となる生ごみや廃棄農産物などを適切に管理し、放置しないようにする。
・農地周辺のやぶを刈り払い、見通しの良い環境を整備する。
・庭先果樹は適期が来たらなるべく速やかに収穫する。
・屋外やクマが侵入できる納屋に果物、穀物、ペットフード等を保管しない。
〇クマに遭遇した場合の対策
・持ち物(リュック等)を静かに置いて、目を離さず静かにゆっくりと後退する。
・風向きに注意して忌避スプレーを使う。
・至近距離でクマと突発的に遭遇した場合には、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつぶせになるなどして重大な障害や致命的ダメージを最小限にとどめる。
なお、警報に関する詳細は以下のとおりです。