○公益的法人等への職員の派遣等に関する条例
平成14年3月8日
条例第1号
注 令和元年12月から改正経過を注記した。
(趣旨)
第1条 この条例は、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律(平成12年法律第50号。以下「法」という。)第2条第1項及び第3項、第5条第1項、第6条第2項、第9条、第10条第1項及び第2項並びに第12条第1項の規定に基づき、公益的法人等(法第2条第1項に規定する公益的法人等をいう。以下同じ。)への職員の派遣等に関し必要な事項を定めるものとする。
(職員の派遣)
第2条 任命権者は、次に掲げる公益的法人等との間の取決めに基づき、当該公益的法人等の業務にその役職員として専ら従事させるため、職員(次項に定める職員を除く。)を派遣することができる。
(1) 法第2条第1項第1号に規定する法人のうち、町が基本金その他これに準ずるものを出資しているもの
(2) 法第2条第1項第3号に規定するもののうち、町内に主たる事務所を有するもので規則で定めるもの
(3) 法第2条第1項第4号に規定するもので規則で定めるもの
2 法第2条第1項の条例で定める職員は、次のとおりとする。
(1) 臨時的に任用される職員その他の法律により任期を定めて任用される職員
(2) 非常勤職員
(3) 地方公務員法(昭和25年法律第261号)第22条に規定する条件付採用になっている職員
(4) 職員の定年等に関する条例(昭和59年矢巾町条例第4号)第4条第1項の規定に基づき引き続いて勤務させることとされ、又は同条第2項の規定に基づき期限を延長することとされている職員
(5) 職員の定年等に関する条例第9条各項の規定により異動期間(これらの規定により延長された期間を含む。)を延長された管理監督職を占める職員
(6) 地方公務員法第28条第2項各号若しくは矢巾町職員の休職の事由に関する条例(昭和41年矢巾町条例第19号)第2条第1項各号のいずれかに掲げる事由に該当して休職にされ、又は同法第29条第1項各号のいずれかに掲げる事由に該当して停職にされている職員その他の同法第35条に規定する法律又は条例の特別の定めに基づき職務に専念する義務を免除されている職員
3 法第2条第3項の条例で定める事項は、次のとおりとする。
(1) 第1項の規定に基づく職員の派遣(以下「職員派遣」という。)に係る職員の職員派遣を受ける公益的法人等(以下「派遣先団体」という。)における福利厚生に関する事項
(2) 当該職員の派遣先団体における業務従事の状況の連絡に関する事項
(令元条例42・令4条例23・一部改正)
(派遣職員の職務への復帰)
第3条 法第5条第1項のその他の条例で定める場合は、次のとおりとする。
(1) 職員派遣をされた職員(以下「派遣職員」という。)が派遣先団体の役職員の地位を失った場合
(2) 派遣職員の職員派遣が法又はこの条例の規定に適合しなくなった場合
(3) 派遣職員の職員派遣が第2条第1項に規定する取決めに反することとなった場合
(4) 派遣職員が地方公務員法第28条第1項第2号又は第3号に該当することとなった場合
(5) 派遣職員が地方公務員法第28条第2項各号のいずれかに該当することとなった場合又は水難、火災その他の災害により生死不明若しくは所在不明となった場合
(6) 派遣職員が地方公務員法第29条第1項第1号又は第3号に該当することとなった場合
(派遣職員の給与)
第4条 法第6条第2項に規定する場合には、派遣職員(企業職員(地方公営企業等の労働関係に関する法律(昭和27年法律第289号)第3条第4号に規定する職員をいう。以下同じ。)である派遣職員及び単純労務職員(地方公務員法第57条に規定する単純な労務に雇用される職員であって、企業職員以外のものをいう。以下同じ。)である派遣職員を除く。第6条において同じ。)に対して、その職員派遣の期間中、給料、扶養手当、地域手当、住居手当、期末手当、勤勉手当及び寒冷地手当のそれぞれ100分の100以内を支給することができる。
(令3条例5・一部改正)
(職務に復帰した職員に関する一般職の職員の給与に関する条例等の特例)
第5条 職員派遣後職務に復帰した職員(企業職員及び単純労務職員を除く。)に関する一般職の職員の給与に関する条例(昭和32年矢巾町条例第1号)第23条第1項の規定の適用については、派遣先団体において就いていた業務(当該業務に係る労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)第7条第2項に規定する通勤を含む。)を公務とみなす。
(派遣職員の復帰時における処遇)
第6条 派遣職員が職務に復帰した場合におけるその者の職務の級及び号給については、部内の他の職員との権衡上必要と認められる範囲内において、規則で定めるところにより、必要な調整を行うことができる。
(企業職員又は単純労務職員である派遣職員の給与の種類)
第7条 法第6条第2項に規定する場合には、企業職員又は単純労務職員である派遣職員に対して、その職員派遣の期間中、給料、扶養手当、住居手当、期末手当、勤勉手当及び寒冷地手当を支給することができる。
(報告)
第8条 任命権者(町長である任命権者を除く。第16条において同じ。)は、規則で定めるところにより、派遣職員の派遣先団体における処遇の状況等及び職員派遣後職務に復帰した職員の処遇の状況等を町長に報告しなければならない。
(特定法人)
第9条 法第10条第1項の条例で定める株式会社(以下「特定法人」という。)は、町が資本金その他これに準ずるものを出資している株式会社のうち、町内に主たる営業所を有するもので規則で定めるものとする。
(特定法人の業務に従事するために退職する職員から除く職員)
第10条 法第10条第1項の条例で定める職員は、第2条第2項各号に掲げる職員とする。
(退職派遣者の採用等)
第11条 法第10条第1項のその他の条例で定める場合は、次のとおりとする。
(1) 法第10条第2項に規定する退職派遣者(以下「退職派遣者」という。)が特定法人の役職員の地位を失った場合
(2) 次に掲げる場合であって、退職派遣者を引き続き特定法人の役職員として在職させることができないか又は適当でないと認められるとき。
ア 退職派遣者の特定法人の業務への従事が法又はこの条例の規定に適合しなくなった場合
イ 退職派遣者の特定法人の業務への従事が法第10条第1項の規定により締結された取決めに反することとなった場合
ウ 退職派遣者が心身の故障のため、業務の遂行に支障があり、若しくはこれに堪えない場合又は長期の休養を要する場合
エ 退職派遣者が刑事事件に関し起訴された場合
(3) 公務上の必要等のため退職派遣者を職員として採用することが必要と認められる場合
第12条 法第10条第1項のその他条例で定める場合は、退職派遣者が特定法人の業務に従事すべき期間に、刑法その他の法令の規定に違反した場合であって、当該退職派遣者が引き続き職員として在職したものとみなしたならば、地方公務員法第29条の規定による懲戒免職の処分を行うことが適当と認められるときとする。
(特定法人との間の取決めにおいて定めなければならない事項)
第13条 法第10条第2項の条例で定める事項は、次のとおりとする。
(1) 退職派遣者の特定法人における福利厚生に関する事項
(2) 退職派遣者の特定法人における業務従事の状況の連絡に関する事項
(採用された職員に関する一般職の職員の給与に関する条例等の特例)
第14条 法第10条第1項の規定により採用された職員(企業職員及び単純労務職員を除く。)に関する一般職の職員の給与に関する条例第23条第1項の適用については、特定法人において就いていた業務(当該業務に係る労働者災害補償保険法第7条第2項に規定する通勤を含む。)を公務とみなす。
(退職派遣者の採用時における処遇)
第15条 退職派遣者が法第10条第1項の規定により職員として採用された場合における職務の級及び号給については、部内の他の職員との権衡上必要と認められる範囲内において、規則で定めるところにより、必要な調整を行うことができる。
(報告)
第16条 任命権者は、規則で定めるところにより、退職派遣者の特定法人における処遇の状況等及び退職派遣者が法第10条第1項の規定により職員として採用された場合における処遇の状況等を町長に報告しなければならない。
(委任)
第17条 この条例の実施に関し必要な事項は、規則で定める。
附則
(矢巾町職員定数条例の一部改正)
3 矢巾町職員定数条例(平成2年矢巾町条例第5号)の一部を次のように改正する。
〔次のよう〕略
附則(平成14年12月24日条例第21号)抄
(施行期日等)
1 この条例は、公布の日の属する月の翌月の初日(公布の日が月の初日であるときは、その日)から施行する。
附則(平成15年12月19日条例第24号)
この条例は、平成16年4月1日から施行する。
附則(平成18年3月3日条例第9号)抄
(施行期日)
1 この条例は、平成18年4月1日から施行する。
附則(平成18年9月8日条例第26号)
この条例は、公布の日から施行する。
附則(平成20年12月12日条例第22号)
この条例は、公布の日から施行し、平成20年12月1日から適用する。
附則(令和元年12月5日条例第42号)
この条例は、令和2年4月1日から施行する。
附則(令和3年2月18日条例第5号)
この条例は、令和3年4月1日から施行する。
附則(令和4年12月6日条例第23号)抄
(施行期日)
第1条 この条例は、令和5年4月1日から施行する。