(趣旨)

第1条　この告示は、保育士の就業の継続及び離職の防止を図り、保育士が働きやすい環境を整備するため、保育所等を町内に設置する者が実施する保育士の宿舎の借り上げに要する経費に対し、予算の範囲内で保育士宿舎借り上げ支援事業補助金(以下「補助金」という。)を交付することについて、矢巾町補助金交付規則(昭和37年矢巾町規則第1号。以下「規則」という。)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において「保育所等」とは、次に掲げる施設をいう。

(補助金の交付対象者)

第3条　補助金の交付対象となる者は、都道府県知事の認可若しくは認定又は市町村長の認可を受けた私立の保育所等を運営する次の各号のいずれにも該当する者とする。

(補助事業)

第4条　補助金の交付の対象となる事業(以下「補助事業」という。)は、保育所等に勤務する保育士の宿舎の借り上げを行う事業で、次の各号のいずれにも該当するものとする。

(補助対象経費)

第5条　補助の対象となる経費(以下この条及び次条において「補助対象経費」という。)は、補助対象宿舎に係る賃借料、共益費及び管理費とする。

(補助金の額)

第6条　補助金の額は、1箇月当たり補助対象経費の額と保育対策総合支援事業費補助金交付要綱(平成30年10月17日付け厚生労働省発子1017第5号厚生労働事務次官通知)別表間接補助事業の部保育士宿舎借り上げ支援事業の款3基準額の欄に定める基準額(以下「基準額」という。)を比較して少ない額に4分の3を乗じて得た額(その額に1,000円未満の端数があるときは、これを切り捨てた額)とする。

(提出書類及び提出期日)

第7条　規則に定める書類及びこれに添付する書類並びに提出期日は、別表のとおりとする。

(補助金交付の決定の通知)

第8条　規則第7条に規定する通知は、矢巾町保育士宿舎借り上げ支援事業補助金交付決定通知書(様式第3号)によるものとする。

(申請の取下げ)

第9条　規則第8条第1項に規定する申請の取下げ期日は、補助金の交付決定通知を受領した日から起算して15日以内とする。

(補助事業の内容の変更等の承認)

第10条　町長は、補助事業実施者から規則第6条第1項第1号から第3号までの規定による申請を受理したときは、その内容を審査の上、矢巾町保育士宿舎借り上げ支援事業補助金変更(中止・廃止)承認決定通知書(様式第7号)により補助事業実施者に通知するものとする。

(実績報告及び請求)

第11条　補助事業実施者は、補助事業が完了したとき(補助事業の廃止の承認を受けたときを含む。)は、矢巾町保育士宿舎借り上げ支援事業補助金請求書(様式第8号)に別表に定める書類を添えて、同表で定める期日までに町長に提出しなければならない。

(前金払)

第12条　補助事業実施者は、規則第13条第3項に規定する補助金の前金払を請求しようとするときは矢巾町保育士宿舎借り上げ支援事業補助金前金払請求書(様式第9号)を町長に提出しなければならない。

(交付決定の取消し)

第13条　町長は、規則第15条の規定により交付決定を取り消したときは、矢巾町保育士宿舎借り上げ支援事業補助金交付決定取消通知書(様式第10号)により補助事業実施者に通知しなければならない。

(補則)

第14条　この告示に定めるもののほか、事業の実施に関し必要な事項は、町長が別に定める。