ヤングケアラーについて

「ヤングケアラー」とは、本来、大人が担うと想定されている家事(食事の準備や後片付け、掃除、洗濯などを日常的に行っている子どものことです。

ヤングケアラーとは

<こども家庭庁のホームページ>
 https://www.cfa.go.jp/policies/young-carer

こどものみなさんへ

家族の手伝いや手助けをすることはすばらしいことです。しかし、みなさんにとっては、勉強やクラブ活動、友達と遊ぶことも大切なことです。つらいことやがまんしていることがあれば、先生やまわりの大人に相談しましょう。

大人のみなさんへ

ヤングケアラーは、家庭内のことであるため発見しにくいものです。また、子ども自身もヤングケアラーであることを認識していない場合が多いです。気になることや子どもからのSOSがあった場合は、相談機関に連絡をお願いします。

令和5年度矢巾町ヤングケアラー実態調査について

調査目的 矢巾町におけるヤングケアラー(本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話等を日常的に行っている子ども)と思われる児童生徒の実態を把握し、必要な支援につなげ、もって子どもの権利を守ることを目的とする。
調査対象者 町立小中学校に通う小学5年生から中学3年生まで
※対象児童生徒数 1,173名(令和5年9月1日時点)
調査期間 令和5年9月1日(金)から令和6年3月29日(金)まで
※アンケート調査期間(令和5年9月1日(金)から令和5年9月29日(金)まで)
調査方法 Google formsによるweb回答(各児童生徒の個人端末による入力)
※各校において実施
※アンケートに氏名を記載した児童生徒については、子ども課職員又は学校において個別に面談等を実施する。

実態調査の回収率

対象 調査対象者数 回答者数 未回答者数 回答率
小学生 472 434 38 91.9%
中学生 701 606 95 86.4%
合計 1,173 1,040 133 88.7%

実態調査の結果について(概要)

 本町においては、「世話をしている家族がいる」と回答した人の割合は、小学生で19.8%、中学生で11.6%となっており、「自分はヤングケアラーにあてはまると思う」と回答した人の割合については、中学生で10.9%となっており、ともに厚生労働省の調査よりも高い割合となっている。今回の実態調査の結果から、約80%の児童生徒がヤングケアラーの内容を理解していない状況であったため、内容を理解していると回答した児童生徒に注目すると、「自分はヤングケアラーにあてはまると思う」と回答した人の割合については、中学生で1.5%となっているため、正確な実態把握のためには、児童生徒に対してさらなるヤングケアラーにかかる周知が必要である。
 また、ヤングケアラーの支援については、周りの大人の気づきが重要であり、特にも日ごろから児童生徒との関わりの多い小中学校や児童館の役割は大きいため、先生等を対象とした研修会を開催し、ヤングケアラーに対する知識と対応力の向上及び児童生徒が相談しやすい環境づくりを図る必要がある。
 ヤングケアラーの認知度の把握及び支援体制の充実を図るために、今後も定期的にアンケート調査を実施する必要がある。

令和5年度矢巾町ヤングケアラー実態調査報告書

ヤングケアラーに関する相談・連絡先

相談・連絡先 岩手県ヤングケアラー相談支援窓口(委託:特定非営利活動法人もりおかユースポート
ヤングケアラー支援専用電話:080-8201-4053
受付時間 ・月曜日~金曜日:午前9時~午後5時
・第2・第4土曜日:午前9時~午後5時
・夜間対応 毎週火曜日:午後6時~午後8時
メール相談 mail@y-carer.net
その他 いわてヤングケアラー相談支援事業ホームページ(もりおかユースポート)(外部リンク)
岩手県ヤングケアラー相談支援窓口(LINE)(外部リンク)
おしゃべり広場 "palori loco"(外部リンク)
Instagram(外部リンク)

その他の相談機関

矢巾町 矢巾町役場
子ども家庭課子どもあんしん係:019-611-2831
児童相談所 岩手県福祉総合相談センター児童相談第二課:019-629-9604

このページに関するお問い合わせ

子ども課 子どもあんしん係(電話:019-611-2831)

 

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